みなさん、こんにちは!埼玉県入間市にある歯科みらいクリニック上藤沢、歯科衛生士の眞島です。
みなさん歯科医院に行って「歯周病ですね。」と言われたことはありませんか?
歯が痛くて虫歯かも?と歯科医院に行かれる方は多いと思いますが、歯周病は自覚症状があまり無いため、気がつかない間に進行してしまっている方が多くいらっしゃいます。
でも、みなさん!知っていますか?
歯を失う1番の原因は歯周病なのです!
成人の8割は歯周病にかかっているといわれています。
そもそも歯周病とはどのような病気なのかというと・・・
歯周病とは、歯と歯茎に近い部分についた歯垢(プラーク)の中にいる細菌によって引き起こされる病気です。
歯垢は細菌の塊です!!
歯と歯茎の境目に磨き残しがあると、そこに多くの細菌が停滞し歯茎が炎症を起こして赤くなったり腫れたりします。
歯垢は取り除かなければ石灰化して歯石になっていきます。歯石になってしまうと歯ブラシで除去することができません。
歯石が付くことにより、歯周病が進行しやすい環境になってしまうのです。
歯周病が進行すると歯を支えている骨を溶かしていき、膿が出てきたり、歯がグラグラと揺れてきて、最終的には歯が抜けてしまいます。
また、歯周病は細菌感染なので、自分はかかっていない場合でも感染する可能性もあります。
家族やペットから、食べ物・飲み物の共有からも感染する事があるのです!
歯周病の怖いところはそれだけではありません!!
歯周病菌が血管に入り、血液と一緒に回ってしまうとさまざまな全身への影響を与えることがわかってきています。
心筋梗塞・脳梗塞
血管に入った歯周病菌は、ほとんどは白血球に退治されますが、強い菌は血小板まで入りこみます。
血小板は異常を起こして互いに集まり固まりやすくなります。つまり、血栓を作ってしまうのです。
それが心臓で詰まってしまったら心筋梗塞に、頭の中なら脳梗塞を引き起こすと考えられます。
糖尿病
糖尿病の人は、糖尿病でない人よりも歯周病になっている確率が高いです。
さらに糖尿病の人は、歯周病が重症化しやすい事もわかっています。
歯周病と糖尿病は深いつながりがあり、同時にしっかり治療することで双方に良い影響を与え合うことができます。
低体重児、早産の危険性
妊娠している方が歯周病治療または予防をしていく事はとても大切になります。
妊娠中は、悪阻などで歯みがきが思うようにできなくなる事や、ホルモンの関係で歯肉炎が起きやすくなります。
妊娠中の歯周病は、低体重児、早産の危険性が高くなるといわれていますので、生まれてくる赤ちゃんの為にも気をつけていく必要があります。
誤嚥性肺炎
高齢者の誤嚥性肺炎も口腔内の細菌が原因だといわれています。
誤嚥とは、飲み込む力が弱くなり、食道ではなく誤って気管に入ってしまうことです。
誤嚥性肺炎は、口の中の歯周病菌が、唾液や食べ物と一緒に誤嚥され、気管支や肺に入ってしまうことで起きる肺炎です。
歯周病で口の中に細菌が多いと、肺炎になるリスクが高くなってしまうので、口腔ケアを行う事がとても大切になります。
このように、自覚がなく、痛みもなく、いつのまにか進行してしまう歯周病ですが、治療しないでそのままにしてしまうととても怖い病気ですよね。
歯周病は治療も予防もできる病気ですので、ぜひ歯科医院を受診する事をおすすめします。
このような症状のある方要注意ですよ!!
- 歯をみがく時に出血する。
- 歯肉が赤くなっている。
- 歯肉が腫れている。
- 歯肉から膿がでる。
- 口臭が気になる。
- 朝起きた時の口の中がネバネバする
- 歯がグラグラと揺れている。
- 歯のすき間ができてきた。
- 歯肉が下がってきた.
1つでも当てはまる症状があれば、歯周病の可能性があります。
当院では、初診でご来院される方は、必ず、歯周病の検査、歯周病の細菌チェックを行っております。
歯周病の細菌は位相差顕微鏡にて検査しますが、患者様も一緒に見ていただいています。
みなさん、
初めてみた~! うわ~! すごいね~! こんなのが口の中にいるんだ~! 気持ち悪い~!
などなど… 驚かれる方が多いですよ!
歯周病でお悩みの方、少しでも気になる症状がある方、しばらく歯科医院に行っていない方、
ぜひ「歯科みらいクリニック上藤沢」で治療、または予防をしていきませんか?
少しでも気になる事がございましたらお気軽にご相談ください。
お口の健康を守るお手伝いをさせていただきます。
ご来院お待ちしています。