みなさん、こんにちは!埼玉県入間市にある「歯科みらいクリニック上藤沢」です!
みなさんは虫歯で痛くなって眠れなかったことはありますか?
歯医者がまだ診療している時間では、すぐに連絡し、診療を受けることは可能ですが、だいたいの歯医者は遅くても夜8時くらいまでだと思います。
それ以降の時間でも歯が痛くなる可能性はあります。歯医者はもうやってない。でも歯が痛くなってしまった。明日早起きしなければいけないのに、寝ることができない。
こんな非常事態で、みなさんは、どうしますか??
それでは、ご自身でもできる応急処置について説明します。
虫歯が痛いときの応急処置
患部を冷やす
虫歯が痛くて寝られないときは、まず患部を冷やしてみましょう。
歯が痛む主な原因は、「歯の中の血液の量が増加し、神経が圧迫される」からです。
氷、または保冷剤などをタオルで巻き、患部を冷やすことによって、血液の量を一時的に抑えることができるので、痛みは和らぎます。
もし、外側から冷やしても痛みがまったく引かなければ、口の中に氷を含み、内側から冷やしてみましょう。
優しく歯みがきする
虫歯が痛くて寝られないときは、「優しく歯みがきをする」という方法もあります。
これは、虫歯によって歯に穴があいたところに、食べカスが詰まることで痛みが起こるからです。これを取り除くことで、痛みが落ち着く可能性はあります。
強い力では、その力で痛みが増すことがありますので、優しく取り除く程度にしましょう。
歯ブラシだけでは取り除けないときは「デンタルフロス」や「糸ようじ」を使用し、口をゆすぐことでも効果的です。
ツボを押す
虫歯が痛くて寝られないときの対処法に「ツボを押す」ということも挙げられます。
下唇と顎の間のくぼんだ部分には「承漿(しょうしょう)」というツボがあります。
これは、歯痛と歯茎の腫れを和らげるとされるツボであり、歯を噛みしめた状態で親指、あるいは中指で3~5秒ほど強く押すと、多少の痛みは取れるでしょう。
それでも痛みが取れない場合は、5回ほど繰り返してください。
また、手の親指と人差し指の骨が合流するところから、やや人差し指寄りの部分には「合谷(ごうこく)」というツボもあります。ここも歯の炎症を和らげてくれます。
なかなか痛みが取れないときは、ここをやや強めに2~3分揉み続けてみましょう。
枕を高くする
寝る直前に歯が激しく痛んだときは「枕を高くすることである程度、痛みを緩和することができる可能性があります」
身体を横にすると、血流が頭部へと流れ込み、血流が膨張してしまいます。
そして、これが原因で近くにある神経が圧迫されると、今まで隠れていた虫歯の痛みが現れやすくなります。
そこで、枕を高くし、頭部の位置も同じように高くすれば、血流は少なくなるため、それほど強い痛みは感じないでしょう。
具体的には、タオルなどを枕の上に置いて高くすることをおすすめします。
しかし、あまりにも枕を高くしすぎてしまうと、気道が塞がれる危険性があるため、体勢が無理のないようにしましょう。
塩水でうがいをする
家にいるときで、塩があるときには、塩水でうがいをすることでも、虫歯の急な激しい痛みをある程度緩和できます。
塩には殺菌・消毒効果が含まれており、なおかつ炎症を抑える効果も期待できるため、口の中を一度リセットさせるという意味で、「塩水でのうがい」は対処方法として適していると言えるでしょう。
そして、塩水には歯みがき粉にも含まれている商品がありますが、歯や歯茎周りの歯垢を除去してくれる効果もあります。
ちなみに、このときに使用する塩水は「生理食塩水」にすることをおすすめします。
生理食塩水とは、血液や体液などと浸透圧が等しく、約0.9%の濃度の食塩水のことをいいます。
こちらは、体液と同じであるために、目や鼻に入っても刺激がなく、口の中や喉の痛みもほとんどありません。
鼻うがいをしてもツンツンしなく痛くないのはこのためです。
生理食塩水の作り方
- 水500mlに対して、塩小さじ1を用意します。
- 殺菌のため、あらかじめ水を沸騰させた後、十分に冷まして塩を入れ、よく溶かしましょう。
これで「生理食塩水」の完成です!
いかがでしたでしょうか??
今回は5つ対処法をご紹介させていただきました。これはすぐに歯医者にいけないときにご自身でできる応急処置ですので、是非試してみてください!
突然発生した虫歯の痛みが、夜寝る直前であったり、歯医者がやっていなかったりと「非常事態」のときにする対処法です。
これはあくまでも緊急時の対処法です。これで痛みがなくなっても治ったわけではありません。
次の日には必ず歯医者へ行き、治療を受けることにしましょう。
「歯科みらいクリニック上藤沢」では、急患の患者さまも歓迎しております。是非ともご連絡ください!