虫歯の治療が1回で終わらないのはなぜ??

みなさん、こんにちは!埼玉県入間市にある「歯科みらいクリニック上藤沢」です。

みなさんは虫歯になってしまい、治療するために歯医者に受診されたことはあるかと思います。

受診されたときに、検査をしたり、レントゲンを撮ったり、さまざまな診査をされたかと思われます。痛みがなかったときは検査だけでその日は治療をせず、予約を取っていただくか、応急処置をさせていただくことがあると思います。

歯医者に受診した時に、

「なんでいつも1回で虫歯の治療は終わらないの?」

と思われた方はたくさんいるかと思います。

「時間がないから1回で治してくれよ!」「何回も来るのはめんどうだ!」

と思われる方もたくさんいると思います。

今回は、虫歯の治療が1回で終わらず、なぜ何回も受診しなければならないのかご説明いたします。

虫歯治療が一度で終わらない理由

  • 治療には手順が多い
  • 1本ずつ治療することが多い
  • 保険診療の決まりがある
  • 治療時における負担の軽減
  • 予約時間のトラブル防止
  • 1回の治療でできることが限られている

が挙げられます。それでは1つずつご説明します。

治療には手順が多い

歯科医院で受ける虫歯の治療が1回で終わることができない理由としては、「治療の手順が多い」ことがあります。

例えば、風邪などの症状は、薬を処方してもらい、休むことで症状が改善する可能性が高いです。それにより、基本的には1度受診することでその後は通院する必要がないことがほとんどだと思います。

しかし、虫歯の治療にはいくつもの手順があり、歯を大きく削った後に根管治療をしたり、詰め物や被せものを装着したりと、必要な治療は多くあります。

もちろん、1日で完結する治療もありますが、型を取ったりすると、詰め物を作製してくれる「技工士」に依頼しなければならなく、複数回かかってしまうのが現状です。

1本ずつ治療することが多い

また、歯科医院で受ける虫歯の治療に時間がかかってしまう理由としては、「1本ずつ治療する」ということが挙げられます。

歯科医院で最初に検査をするときに、全体的に口の中を確認します。これにより、虫歯が複数見つかることがあります。

しかし、複数あるからといって、全ての虫歯を一気に治療することはできません。虫歯の状態、場所によっては複数できることはありますが、1回の治療で複数もの歯を削ってしまうと、咬み合わせが悪化してしまうことがあるので、通常は1本ずつ治療することになります。

それにより、虫歯がたくさんある方は、より受診する回数が増えてしまいます。

<保険診療の決まりがある>

歯科医院で受ける虫歯の治療が1回で終わらない理由としては「保険診療の決まりがある」ことが大きく関係しています。

歯科医院での治療は、原則として保険診療に基づいて行っていきます。その保険診療は細かい規則がたくさんあります。

例えば、保険診療の1つとされる「スケーリング(歯石取り)」はまず、歯茎の上から確認できる歯石を取り、その後どのように変化したかを検査する必要があります。

また、歯石を取るときに、地域によっては上顎と下顎を同日にできないこともあるので、歯石を取りたいだけなのに規則上では「3回」受診していただくことになります。

虫歯の治療にもこのような規則があります。かなり複雑なのでここでは省略します。

これらによって、虫歯の治療が複数回かかってしまいます。

治療時における負担の軽減

歯科医院での治療中は、患者さんは口を大きく開けておかなければならなく、場合によっては顎に痛みがでてしまうこともあります。

また、虫歯が何本もあるからといって、たくさん治療してしまうと、食事がとりづらくなってしまうことがあります。

このように、できる限り治療中の負担を軽減するために、虫歯の治療は複数回に分けて行うことが重要です。

予約時間のトラブル防止

虫歯の治療に回数がかかってしまう理由は、「予約時間のトラブル防止」を防ぐことが重要です。

1度の来院で何本もの虫歯の治療をする場合、歯科医院では、その方の治療の時間を長くする必要があります。

しかし、歯科医院ではその方だけでなく、1日に何人もの患者さんを治療しているため、1人1人の治療時間を長くすることはできず、他の患者さんの予約のことを考えると配慮せざるを得ません

このことは、歯科医院サイドの都合かもしれませんが、1人でも多くの患者さんに治療を受けていただくにはやむを得ないことだと言えます。

1回の治療でできることが限られている

1回の治療でできることが限られていることも、虫歯の治療に回数がかかってしまう原因でもあります。

例えば、虫歯が小さく、深さが浅い、軽い虫歯であれば、1度の来院で治療が完結する可能性があります。

しかし、虫歯が大きく、深くまで進行している場合、詰め物や被せものをする処置になることがあります。

これは先にも述べたように、作製を依頼するために、その日にできるものではなく、数日はかかってしまいます。

つまり、虫歯の症状によって、本数も多ければ多いほど、治療の回数・時間はかかってしまいます。

まとめ

いかがでしたでしょうか??

虫歯の治療は1度で終わるものもあれば、終わらないものもあります。虫歯の治療は気分のいいものではなく、早く終わってほしいと誰もが思うことだと思います。

虫歯が小さいときに、早期発見できれば、回数は少なくすることは可能です。

そのためには、虫歯が大きくなる前に定期検診にきていただくことにより、早期治療することを心がけましょう。

「歯科みらいクリニック上藤沢」では、定期検診も受け付けております。お気軽にご連絡していただければと思っております

よろしくお願いいたします!

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